ワルシャワからクラクフへ
こんばんは
今は夜の11時くらいかな。
今日は、ポーランド国内での移動。
距離感はこんな感じ!300キロくらい。
1番早い列車に乗って2時間くらいで着いた!
またまた素敵なホテルにチェックイン
ポーランドはヨーロッパでも物価が安いことで有名で、シングルベッド、こんな綺麗なお部屋でも1泊3000円くらいだった気がする!
ドイツ、オランダ、オーストリアは1泊9000円くらいしたのに!
その点も素敵。
チェックイン後は、早速シンドラーの工場に行ってきました!!
映画「シンドラーのリスト」は来る前にちゃんと見てきた!
要約すると、シンドラーっていうドイツ人の富豪が、クラクフにいた約4割、1200人近くのユダヤ人を、彼の工場で働くという名目で収容所に送還させることなく助けたってはなし。
衝撃的な事実だけど、このタバコケースは、なんと、なんと、人間の皮膚で出来てます。
そんな展示が沢山。
正直、展示はかなり良かった。かなり良かった。大事なことだから2回言いました。
かなり良かった!(3回目)
内観は結構綺麗になってて、昔の感じはあまり残ってないんだけど、
展示の仕方に非常に工夫がされていて、とても感動した。
あそこまで完成度の高いミュージアムは恐らく初めて。
第一次世界大戦後~第二次世界大戦終結まで、ポーランドの侵略された歴史の流れが網羅されているし、
写真や、証言をかなり多く集めていて、その時代の経験を出来る限り見てる人に感じてもらおうという意図を強く感じられた。
こんなのもね、惜しみなく展示してくれて、、
本当に素晴らしいミュージアムでした。
しっかりショック受けました。
そのあとは、ゲットーの壁をこっそり見学しに行きました!
言葉にならない、この思い。
まずは、映画や写真でしか見たことのなかったゲットー、その跡が実際に自分の目の前にあるということに感動。
約75年の時を超えて、今自分の目の前にある、というめちゃくちゃ不思議な感覚。
実際に目にすると、意外と低いんだな、って感じた。
ここで、広島の原爆ドームを見に行った時の感覚をふと、思い出した。
原爆ドームを見た時も、あ、意外とちっちゃいんだなって思ったんだよね。
そんな感覚。
でも、わたしが意外と低い、と感じたこの壁がどんなに高くて、超えたくても超えられない壁だったか、想像するとすごくゾッとした。
言葉にしようとすると、自分の語彙力の無さに本当にガッカリするんだけど、、
とにかく感動と、恐怖を味わったよってこと。
そのあとはね、ユダヤ人墓地に行ったんだけど、、
結構暗くなっちゃって、本当に怖かったから中に入れなかった、、
写真では伝わらないけど、うーん、代々木公園くらいのスペースにひたすらに墓地が並んでる感じ!
昼間だったら入りたかったんだけど、
この暗闇の中、こんな規模の墓地に入るのはハリーポッターくらいだよ、、
それから適当にご飯を食べてホテルに帰って来て、1人でやるせなくなって、ホテルのテレビを見ながらやり過ごしました。
クラクフは、うーん、正直、怖い、という感情を初日にして感じた。
世界大戦中にユダヤ人が押し込められた街だから、さっきのゲットーやユダヤ人墓地とかみたいに、街自体に自然と負の歴史が混ざってるんだよね。
これはわたしがた滞在してるアパートの階段なんだけど、(人が通ったらちゃんとライト着くよ!)
ずーっと見ていた「戦場のピアニスト」に出てくる街並み、建物にそっくりなんだよね。
まあ、それを見に来たのもあるんだけど、、
例えば、アパートに、小さなバルコニーが着いてたりするんだけど、
それを見ると、ドイツ兵が急に入ってきて、バルコニーから車椅子のおじいさんが投げ捨てられたっていう映画のワンシーンがどうしても浮かんできてしまうんだよね。
他にも、この写真みたいなアパートの階段は、ドイツ兵が急に家にやって来て、強制連行される時のシーンとかね、
そういうのがいちいち連想されて、、
ただただ、怖い。
映画の見すぎだね、、😅
ワルシャワも、建物とかは似てはいたけど、もう少し人が賑わってて、しかも高層ビルとかも建ってたから、そこまで自分の持ってるイメージとリンクされなかったけど、
クラクフは凄いね、、
重い、、
怖い、、
今日は、本当に変な感じ。
恐怖もあるけど、感動もある。
昔からずーーっと映画で見てきた、あの街に本当に来ちゃったんだって。
本当に、時を超えて、75年前の傷跡が今自分の目の前にある感動もすごく感じた。
昔の自分に会って言いたい。
大人になった自分が実際に足を運んで、生で見てるよって(笑)
明日はついに、ついに、アウシュヴィッツです。
9時のツアーだからね、朝早いんだけど。
6時間英語のスタディツアーに申し込んでるから、がっつり見てくる。
そこから、ちゃんと自分の問いに対して、ヒントをちゃんと掴んでこようと、思った。
実際に見て、可哀想、怖い、だけじゃ何も変わらないんだよなーって。
じゃあどうする?っていう問い。
あとは、なんで自分はこんなに大量の人が死んでいった場所に興味を示すのか、って言うところも合わせて考え中。
うーん、人生長い~
経験は財産だということを、早くも実感した日になった。
経験をそこで留まらせずに、その先へ、繋げられるように、ちゃんと考えないとって少し焦ってる自分もいる。
今日は長めに文章を書いた。
そんなつもりじゃなかったんだけど、結果的に長くなった。
言葉にするって難しい。
うーん、明日、アウシュヴィッツかあ、、感慨深い、、(しつこい)
では、おやすみなさい